オススメの絵本:りんごがひとつ

 できることを、ちょっとずつ。  今日からできるだけ毎日、1日に1冊、オススメの絵本を紹介していきます。  絵本、大好きで、昨年担任した子達には年間200冊以上の読み聞かせをしたくらいなんです。  さてさて、今日のオススメの絵本は「りんごがひとつ」という本。  動物たちがひとつのりんごをめぐって、取り合いをして、ケンカをしたり、脅したりもしちゃうんだけれど、相手が困っていたと分かった最後にはちょっと心温まる結末が。。。みたいな。  文字もそこまで多くないので、集中力の持続時間が5分くらいの子にも読めます。後は道徳的な要素も含まれているので、小学部高学年くらいの子にも。

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「ブログスクール形式のeラーニングを始めました」 -無償のオープンリソースとして-

 主に特学級や特学校の初任の先生や保護者を対象として、ブログ選択形式で特別支援教育の基礎を学習できるようなeラーニング教材の配信を始めました。あくまでブログの域を出ないものですので、ここから各々の探求の入り口になれば…と願うものです。  但し、ブログ形式の良さも有り、よりPOPに。より取っつきやすく…を目指しています。  よろしければご笑納ください。 サイトリンク:https://kuwapyon.net/

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「無理はしない」ということ

 在籍している自治体では、特別支援学校は通常の再開の見通しとなっています。私自身はこの地方自治体の教員ですし、その方針自体に異議を唱えるものではありませんが、お父さんお母さんにはこの数ヶ月間はリスクと登校を慎重に天秤にかけていただき、「無理をしない判断」を「しっかりと考えて」出すことが可能であるということを改めて認識して頂きたいな…と思います。  人間は楽観に寄って思考する心理的な傾向がありますので、「BCGを打ってあるから大丈夫」とか「現状、うちの県はそんなに危機的状況ではないから大丈夫」とかと思ってしまいがちですが、それらには現時点でこれからの安全を保証するような根拠は一切ありません。ニュースで報道されている「外国」も私達と同じ「人間」が住んでいますし、気候もそうそう変わらない場所です。日本も十分に今のニューヨークやイタリア北部、スペインと同じ状況になり得る可能性があります。その中で、学校は新年度を開いていきます。未来はどうなるかわかりません。でも、同じ人間が住んでいる地球上では、今、現在も感染は広がり、学齢児を含むたくさんの人が(一週間前まで元気だった人も)新型コロナウィルスが原因で死んでいっています。そして、このウィルスは2週間も潜伏するのが特徴であり、その中で特に首都圏は「感染が急激に拡大しつつ在る」「医療崩壊しつつ在る」という状況です。  「学校は通常通り始まります」と言われると、人間は大きな集団や権威に寄っていく傾向があるので「学校に行かなくてはならない」と思い、リスクを…

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おじいちゃんとおばあちゃんは「発達」しているか?

 キャリア教育を調べながらふとそんなことを考えました。体力や健康はゆるやかに減退していくおじいちゃんとおばあちゃんは「発達している」のだろうか?と。  ワタシの両親もそうですが、高齢になると今までできていたことができなくなってきます。それは車の運転であり、長い距離を移動することであり、身の回りの身辺自立であったりします。人によっては「歳を取ると人は赤ちゃんにもどるの」とも言います。  こういったことから考えると右肩上がりの「発達」からは遠ざかるような気もします。  目に見える、体の外側だけを「発達」の対象として捉えると、おじいちゃんやおばあちゃんは「発達」はしていないのかもしれません。しかし、目には見えない体の内側の「発達」(時にそれは「成熟」と呼ばれる)に目を向けると、人は右肩上がりに「発達」し続けるようにも捉えられます。  老いを受け入れ、死を意識し、自身の人生を振り返り、日々を生きる。そんな「人生の黄昏」とも言える高齢期の中で、人は今までにない学びを、毎日続けていくことは、想像するに難しくありません。  転じて、特別支援学校では、外見の成長が捉えにくいような非常に発達が緩やかなお子さんが在籍しています。また、進行性の病気などで外見の能力が少しずつ減衰していくお子さんもいます。そういったお子さんに接するときには特に、外側の発達(主に「学力」と呼ばれるもの)だけではなく、内側の発達(「人間力」とか「徳目」と呼ばれるもの)にも目を向けていけるといいのかな…なんて最近考…

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最後に決めるのは自分。でも、その価値、意味、重みを伝えることは大切。

 元U-18野球代表監督である故・小枝守さんの書かれた下の本を読了しました。  今では「キャリア教育」と呼ばれているものを、小枝先生は40年も前から実践されていたんだな…と感じました。  人に何かを伝え、教えようとするときに、その意味を伝え、価値を伝え、重みを伝え、在るべき方向性を伝える。でも、最後にそれを判断するのはその人自身。人はそれぞれに背景が有り、事情があり、過去がある。それでも尚、人格の形成、人間形成をめざして、正しく進むべき方向に歩み出せるように、ガードレールを作るかのようにその意味と、価値と、重みと方向を伝える。  小枝先生自身は社会科の特に倫理の先生で在られたということですが、「特別な教科 道徳」も今後どう在るべきなのかな…とも思いましたし、外から見える「成長」と同じくらい、外からは見ることのできない内側の「成熟」も大切に先生をしていきたいな…と改めて感じました。野球好きな人向けに留まらない良い本でした。 

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ASDのある人にとっての外出自粛要請 -「見通せない」ということの時間的な構造化-

 先日、Yahooニュースを見ていたら以下の記事を見つけました。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200327-00010010-jisin-soci  タイトルだけでは分かりづらいのですが、本文を読み進めていくと高機能自閉症のある方が、都市封鎖に伴う外出自粛(禁止)の環境の変化に大きなストレスを感じて自死に至ってしまったという記事でした。  日本でも小池東京都都知事が「緊急事態宣言直前だ」というコメントをしているように、今後数週間、ないしは数日で外出を大きく制限されるような事態も現実味を帯びてきています。  「先が読めない場合にはどう説明をしていけば良いのか?」 ・Aという場合もある⇒その時にはこうしよう ・Bという場合もある⇒その時にはこうしよう ・最悪500日間以上この状況が続くことがある⇒その時には500枚の日めくりカレンダーを作ろう …などなど。ASDのある方の中には「見通せない」という状況に激しい恐怖を感じる症状が出る場合が多数有ると言われています。「見通せない」ので、幾つかの場合分け提示になるとは思うのですが、学校が始まったら、学校の中でも丁寧に説明をしていけると良いな…と思います。

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リスク・コミュニケーション

首都圏に住んでいるので、この週末の外出自粛要請対象になっています。朝からニュースをずーっと見ているのですが、正しく読み取らなくては…と思います。 少しずつ理解していくのですが、このコロナウィルスにかかると14日の間で大体の人が発症していくということで、「14日後を想像すること」が一つのポイントのようです。首都圏で今週末の外出を自粛すると14日後に効果が現れるということです。 もう一つは14日後の病院がどうなっているのかを想像するのがポイントのようです。コロナウィルスにかかって、運悪く重症化すると(誰が重症化するかなんて分からない)「人工呼吸器に対応した病床」が必要になるのだけれど、その数が非常に限られていて、14日後は満床状態も十分あり得るということのようです。 つまり、この土日でかかって14日後に発症し、運悪く重症化すると、人工呼吸器が無くて、いくら体力自慢の人でも大体8日で死んでしまう ということのようです。 もちろん人工呼吸器の数を増やしているし、それに応じた感染病床を増やしては居るのだけれど、ここからはコロナウィルスへの罹患が早ければ早いほど体制が整わない内の病院への搬送になって、死んでしまうという理解をしていてそう遠くなさそうです。かかるなら、薬も含めた体制が整った後で、安全にかかりましょ。 それに加えて、知的に障害のある人は人工呼吸器を落ち着いて付けていられるか、ジッと寝ていられるか、介護体制をどう維持するかにも課題を多く抱えます。 支援学校の…

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避難時カード

避難時のカードを作成しました。必要に応じて、エクスキューズ用にご使用ください。 台風19号が何事も無く通り過ぎますように。

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