2015年02月10日

「寄りの視点」と「引きの視点」双方で生活丸ごとの交通整理

 応用行動分析の本を読めば読むほど自分では正しく使うことができない気がしてなりませんが…。でも、大切だと思っていることの1つを。

 応用行動分析に限らず、心理学の専門書に出てくる例は1つの行動を事例として書かれているので、

○○という行動について、××という手立てを講じて、改善していく

 という記載のされ方になります。これ自体に異論はないのですが、本に書かれていることを子どもに還元する際には、1つの行動にだけ、還元するのではなくて、生活丸ごとを交通整理して、その成果を還元する、所謂「引きの視点」も大切だよな…と思います。

 例えば、私は小学部低学年の担任をさせていただいているので、価値を感じにくい日常生活動作に、少量のお菓子(好子)を使って、価値付け(強化)をすることがあります。例えば、トイレットトレーニングの際に、便座に座っておしっこが始めてできた子どもに、すかさず好物のチョコレートを渡して「すごーい!」と褒めたりするように。

 そして、これを「浅く広くナチュラルに一日通してやっていこう」という視点も大切なのではないかと思うのです(毎回チョコを出すとかそういう類のニュアンスではないですよー)。

子どもの好きなことは何か?

楽しみにしていることは何か?

はたまた、

価値付けされていないことは何か?

外発的にやらされていることは何か?

そして、

好きなものを提示している場面はいつか?

気を抜いて良いよ◎という時間帯はいつか?

頑張ってよ!という時間帯はいつか?

ゴネ勝ちが習慣化してしまっている場面はないか?

などなど。

 その様な視点から一日を分解して、交通整理して、楽しいことが待っているから次の楽しみまでを頑張ろうを
連続させていく。逆に言えば、頑張っていないのに楽しみを出してしまっているとこについては再検討をしていく(気を抜く時間も大切だけれども!)。

そんな風に、「引きの視点」からナチュラルに生活丸ごとを

@頑張ったら…→A良いこと有るぞ

に変えていけるといいなぁ。結果として、子ども自身が「なんか、毎日の生活が豊かになったな…」としっとり感じてくれると良いなぁ…なんて思っています。

 余談ですが(ここからはモモさんにコメントをいただいた返答にもなりますが)、スケジュール提示って単なる「スケジュールの視覚化」と捉えられてしまいがちですし、スケジュール化アプリが出ているのでよりその傾向が強くなっているように感じますが、正しくは上記のように「一日の再構成(構造化)した上でのスケジュールの視覚化(本人と周りの人が交渉できる形にすること)」なので、導入の時点では単なる視覚化になっても、その後には、頑張りと楽しみが連続するように交渉することを前提にした構造化が必要なのでは?とも思っています…。

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posted by 桑ぴょん at 21:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 指導・支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございます。スケジュールがメインにならないように、そして分かりやすく楽しく生活出来るように頑張りたいと思います。
Posted by モモ at 2015年02月11日 19:11
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