2014年12月31日

「できる環境づくり」と点つなぎの手前の課題」

 小出進先生の「知的障害教育の本質」(ジアース教育新社)を読みながら、「できる環境づくり」という視点から、改めて自分自身の子どもへの接し方を問い直しています。


ー以下引用ー
本人の主体性確保をめざせば、指導の「訓練的側面」よりは、指導の支援的側面を大切にすることになる。「教え、直す」指導よりは、「支える」指導が求められる

ー引用終わりー

 2学期、

「先生、点つなぎは難しいよー」

 と伝えてくれた教え子に

「大丈夫、大丈夫、やればできるよ。」

 と手を添えて線をつなぐという活動を1ヶ月半積み重ねましたが、依然として難しさが残り、

「最初は自分でやってみてよ」

 と言う私に、結局

「あっ、ちがう…」

 と子どもが言われてしまう場面、何度有っただろうか…と猛省しました。
 本人の主体性を支えるような環境づくりとして、点つなぎの教材を作ろうと思い直したのが本写真の教材です。
スライド1.JPGスライド11.JPGスライド15.JPG


 年末、もう一冊本を読みました。
 「世界に1つだけの子育ての教科書」著・奥田健次(ダイヤモンド社)
 です。

 全体的にとても良い本だったのですが(トイレトレーニングの章が目から鱗)、特にそのP87、スモールステップの記述の中のサッカーのペナルティキックがゴールに届かないお子さんにはゴール50センチ前から練習を重ねていくと良い…という一節がストン…と胸に落ちました。

「そうか、自分で蹴ったシュートが届かないなら、ゴールの方に近づいてきてもらえば良いんだ…」

 認知学習の指導に於いては、とかく「できる状態にもっていく」という姿勢になってしまいがちでした。しかし、例えば点結びができないからと言ってその力を付けて、線結びをできるようにするのではなくて、線結びができる状況を作って、その中でめいっぱい自立的・主体的に課題に取り組めるようにしようと思い直しました。
(知的障害教育の本質p27,28を参照しました)

 点つなぎから話がどんどんと膨らんでしまいましたが、主体性を支える「できる環境づくり」。来年も大切に、大切にしていければと改めて思いました。

 プリント教材は以下にリンクしてあります。



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posted by 桑ぴょん at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習プリント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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