2016年04月29日

力は入れ方が分からないと、抜き方も分からない

 何だか肩が碇っていて、窮屈そうだな…と見ていると、今度は疲れちゃって床に「ぺたん」と寝転がって「はぁ〜」と力を抜くようなお子さんを小学部低学年ではよく見かけます。そういうお子さんには「力の抜き方を教える」という行為が必要になりますが、

「力を抜いて〜」

 といってもなかなか力を抜けない。「よーし、音楽に合わせて力を抜いてみよう!」とBGMをかけたのもよろしく「ほらほら、寝て寝て」と言われて床に倒れることを促されるのだけれども、背面の恐怖もあったりして逆にからだは硬直…なんてこともあるわけで。

 「力を抜く」という行為の手前には「力を入れる」という行為が必要。よく研修会とかで「疲れてきたのでからだを動かしてリフレッシュしましょう!」とか講師の先生が言って、手を前で合わせて力を入れて発散!みたいなことをしますが、あれは全くこの発想です。

 @意図的に力を入れて〜A抜く〜。そんなことを遊びの指導の中で少しずつ取り入れている最近です。

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2016年04月23日

キープサイレントについて

自閉症県にある人を支援する際のポイントとして挙げられるキープサイレント(言語指示少なく支援をすること)ですが、キーワードのみ先行して「ただ物静かに支援をすればいい」と捉えている人も少なからずいる印象があります。

静かに支援をするためには、今まで口頭言語によって行おうとしていた(…でも、口頭言語では効果の薄かった)支援分を、他のより効果の期待される支援方法に置き換える作業が必要で、それなくしてただ突っ立って黙っているだけではいい支援にはなりえません。…当たり前だけど。

また、何らかの行動を増やす時にエコノミーシステムを使うとして、好子を社会的な好子で行うとして(「すごい」とか「えらい」とか)、「褒め言葉」自体の効果があまり見込まれないお子さんにそれを使う時には、平時のテンションと、褒める時のテンションのボラティリティで効果を見込む時がありますが、この褒め言葉までキープサイレントのキーワードの元に静かに(テンション低く)やってしまう人もいて、何だかなぁ…と思う時があります。だったら食べ物とかおもちゃの提示を好子にすればいいのに。まぁ、学校ではこの手の好子の提示がしにくいということもあるのでしょうが。

キーワードだけが先行してしまって、その背景が理解されていないとただのやる気のない先生に見える人を生産してしまっている部分もあるんだろうな…なんて、時々感じることがあります。現在の所属の話ではなく。色々な実践を見て回る際に時々感じることとして。


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2016年04月17日

「待つ支援」の前にすること

 特別支援教育において「待つ」ということは1つの支援の大切な形です。子どもが自己選択をし、意思決定をし、納得をして、主体的に行動する。例え失敗をしたとしても、レジリエンスを発揮して、立ち直っていく。その過程を「待つ」。

 その一方で、準備や分析無くして『闇雲に待つ』ことには効果が無いようにも思います。違う言い方をすれば、「教えられていないことは表出できない」とも言えるでしょうか。「待つ」ということは、子どもがいくつかもっている行動の選択肢の中から「選び取る」ことを待ち、それを「行動として表現する」ことを待つのであって、「教えてもいないことを、自然学習することを待つ」のではないと思います。また、4月の初めは「これ、できるかな?」と「待って観察する」ことも多い時期ですが、その「待つ」という行為も引き継ぎの上に立って行うことができれば良いな…と思います。自戒の念も込めて。。。

 まずは子どもを分析して、選択肢となり得る行動を形成する。それからはじめて「待つ」という支援が始まる。そんなイメージの「待つ」です。

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2016年04月16日

クラスで1番最初に取り組んでいること

 最近はFBでの更新が多く、ブログの更新が久しぶりになってしまいました。新しく特学校の先生になった方や新しく特学級の先生になった方向けに少しずつ更新をしていきたいと思います。

 新年度となり、小学部1年生の担任となりました。

 元気な1年生。教室内を構造化しないと教室内を大移動…。このまま2週間も経てば「こらー」「だめー」「いけません」と言われまくって帰る学校になってしまいます。

 色々とするべき事が有って、どれから手を付けようか…と途方に暮れてしまうようなのですが、まず取り組んでいることはエリアを決めて伝える支援です。

 使っているのは以下の2つです。

@ ジョイントマット90cm×90cm
※ 参考までにリンクを掲載しますが、ニトリとかシマホで買う方が断然安いです。


A ケンステップ

 
 特別支援教育では子どもの主体性をひきだすということが大切なのですが(…教育全体でもそうか。)、最初のルール提示の際には、少しグイグイと提示することが大切。

「音の出る本はマットの上で聞こうね」

「ほらほら、マットの上にもっと楽しそうな物があるよ!」

「あら!床の上ではおもちゃ×だけど、マットの上ならおもちゃ◎」

「ねーねー、マットの上で先生とくすぐり歌しよう!」


 事あるごとに、マット〜、マット〜、と言っていた1週間です。コレができたら、次はケンステップへの移行。整列も、ラジオ体操も、よーい、どんのスタートもケンステップを使って。ケンステップの中に入ると何かが始まるよ!と。最初はマットの上にケンステップを載せて。段階的にマットはとって最後はケンステップだけに。

 始めて特学校、特学級の先生になって途方に暮れてしまっている先生は、4月中旬まではこのルール提示だけでも良いくらい。もちろんそれからは「納得して、過ごせること」や「自己選択・自己決定」の支援に入るわけだけれども。

 また、いろいろと伝えるシートもありますので、よろしければご活用ください。
http://kuwapyon.main.jp/

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